クロス張替えによる、住宅室内壁等のクラック処理です。

築約20年の一般住宅のトイレ クロス張替えです。まずクロスをはがします
よく見られることですが、下地ボードの継てによる クラックが発生しています。

(入口より左側の面)施工されているクロスの表面まで出ています。


このようなことはおそらく 下地建材の乾燥等による縮みや ねじれ が原因と思われます

またこのように 横手の継ぎ手に多く見られます。

築20年ほどたち 下地も安定したところで完全に補修をしてクロスを張り替えます。
まずクラック部をキレイに削ります
継て内部のほとりも除去して
クラック防止用ファイバーテープ(ガラス繊維)にて補強をします。

その上にパテをかけて平坦にします。 ビスはクロス施工後の設備器具取付用のものです
このように器具がついている部分、また手摺の周辺等もクラックが発生しやすいです。
亀裂までいかなかったのですが 右側 正面の壁も一応パテを施工します。
硬化剤を加えながら2回パテを施工 硬化剤は便利で 硬化を早める上に 強くします。

(パテに混ぜるだけで2,30分ほどで硬化します)

クラック面は4回ほどパテをかけ ファイバーテープの凹凸をまるでわからない様にします。
ただこの作業が出来るには1つ条件があります、それは新築時に質の良いパテを使用している事です、質の良くないパテを使用していると クロスとの剥離が起きてしまい下紙(はがした後の白い部分)が剝がれてしまう為 このような奇麗な下地を作ることが困難になります
今回のお客様の住宅では新築時に質の良いパテを使用していたので このような作業が可能となりました。
縮んだ下地による 窓の隙間も このようにコークボンドを充填し 補修をします。
下地が完成したところで 後は壁紙を貼るだけです。
正面 アクセントクロスの 入角の下地の 縮みによる隙間もこのようにコークボンドを充填し 補修しながらクロスを施工していきます。


クラックの酷かった左側の面のパテも完全に硬化しました。
亀裂の発生していた左側の面も、クロスを貼り完成です。
縦の木目のクロスですがクラックはもちろん ファイバーテープの下地もまるで分りません

画像の取り方がいまいち下手なのが残念です。

これにより全てが奇麗になった上にクラックの再発も防止できます。


 

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